結婚式場で気をつけたい最低限のマナーと最大限の心配り

披露宴含む結婚式などでの席で最も心掛けたいのはマナーというよりも心配りです。どちらもその本質は同じようなもの。しかしマナーというのはあくまでも浅く広く型として固着してきたものであるのに対して、心配りというのは努力と想い如何でどこまでも広くどこまでも深くあることを望める。逆に、心配りが粗悪であればどれだけのマナーを順守したところで好い印象をもたらさないだろう。

ただし今となっては「そこまで深く考えないで気軽に来てください」という想いを抱くカップルの方が多いでしょう。なので、それほどにマナーや心配りの要求値が高いということも少ないかとは思います。しかし、固着した慣習やイメージというのも集団で容易く改められるものでもなく最低限のマナーは必要不可欠で、それを踏まえた上で加えて最大限の心配りを親切な意識として持ちたいというところです。

最低限のマナーについては、まず、マナーとして最も意識され目立つと言えるのは服装です。総じてよく言われるのは「新郎新婦より目立ってはいけない」ということ。それについては常識というレベルのものですので、その点を誤ればすぐさま白い眼で見られてしまうかもしれません。

女性は、ドレスを着ることになりますが、白や白に近い薄い色のものは着てはいけません。露出度も控えめにしましょう。他にも細かなマナーはありますが、要点だけ絞るなら「白や白に近い色に注意して、清楚か気品のある服装を心掛けること」です。和装も好いとされています。

男性は基本的に礼服となりますが、派手になりすぎない程度に柄シャツを着てお洒落をすることもあり、身に着けるもののバリエーションは少ない限りでもありません。いずれにしても女性同様に控えめで気品のあるスタイルを厳守するのが基本的なマナーとなります。

男女に共通して、服にシワや汚れがないよう気を付けておきましょう。ひとまず、そうして服装のマナーだけでも最低限としてしっかり守っていれば他のマナーについてはザッと目を通しておく程度で問題ないかと思います。どうしても気になる方は、より詳しく調べてみましょう。

そうして最低限で順守したいマナーがありながらも、そこから最も意識したいのはやはり心配りです。マナーに固執するあまり決まりきったことに順守するだけで心配りについて考えることを放棄してしまうという実態があるとすれば、それ自体が失礼に値しないか、という問いでもあります。

特に現代の傾向では徐々に固定観念に囚われないユニークな結婚式も増えてきていて、人々はそういったことにも敏感になりつつあり、昔に通用したことが今に通じるとも限らなくなってきています。そうして新郎新婦の意向によってマナーが覆ることもあれば、ゲストとして集まる層によって何がおかしく見えるのかというのも違ってくる。

心配りにルールはありません。喜ばれるであろうことを随時真剣に考えて他者を思いやるということだけです。例えば、あえて白のドレスや目立つ服装を着てきてほしいという意向が新郎新婦にあったとして参列者全員にそれが伝わっているとしたら、その要望に真っ向から応えるのも心配りですし、会場にゴミが落ちていてスタッフが気付かないようならこっそり教えてあげるか目立たないところに寄せるのも心配りです。

或いは、一般的なマナーとされてきたものを順守することもまた一つの心配りと言えます。そうしてマナーも心配りの内の一つとして考えて、マナーとしての観点だけでなく「心配り」というより広い観点で物事を判断して他者を思いやるということが、これから求められてくるようになる「新しいマナー」と言えるのである。